朝日新聞“天声人語”より

今朝の朝日新聞天声人語”興味深く読んだ。

 働きづめだったあのころは遠くなった。診断は昔過労で今加齢全国老人福祉施設協議会が先ごろ出した《還暦川柳》の収録作だ。歳重ね丸くなるより固くなる。衰えゆくのはいかんともし難い。
 「フレイル」という言葉があるそうだ。年を取り、筋力や活力が低下した状態をいう。英語のfrailtyからきている。もろさ、はかなさ、弱さなどを意味する。
日本老年医学会はこのほど、健康と病気の中間的な段階をフレイルと呼ぶことにした。そのまま放っておくと介護が必要になるような状態である。疲れやすくなる、歩くのが遅くなる、体重が減るといった要件が三つ重なると認定される。
 ただ、元に戻らないわけではない。早めに気づき、栄養をとったり、ストレッチなどの運動をしたりして回復することも可能らしい。フレイルという言葉が広く知られ、人々の予防意識が高まり、要介護のお年寄りが減ることを老年医学会はめざす。
 予防に効果的なものの一つは肉などのたんぱく質だという。
 肉でなくとも、おいしく食べれば体は喜ぶ。元気でいられる。そのためには工夫と心の持ちようである。還暦川柳もいう。デパ地下にあること知ったグルメ旅 と。

“還暦川柳”検索してみたらこんなのもありました。
団塊は発展支え今荷物
そうならないように! いつまでも元気でいられたら最高〜