今日は夏至

今日は夏至。1年の内で、最も昼が長いと言われています。
(こんな記事ネットでみつけました。)

『昼間の時間が1番長い夏至より7-8月が熱いのはなぜ?』

通常、曇りや雨の日よりもお天気の日の方が暖かいもので、その日の気温は日照時間にかなり左右されます。
しかし、日照時間が1番長い夏至よりも、7月、8月の方が暑く、また、日照時間の1番短い冬至よりも、1月、2月の方が寒いのはなぜでしょうか?
地球が太陽の周りを回る公転や、自転軸が傾いているために、四季があり、日照時間の差があるということは解ります。
でも、それならば、夏至に1番暑く、冬至に1番寒くても良いのではないかと思うのですが・・・。
たしか太陽の角度も夏至が一番真上に来て、冬至はその逆のはずですよね。
常々疑問に思っていたので調べてみました。
地面が日射によって暖められてその熱が空気に伝わることで気温は上昇します。
晴れた日の最高気温も太陽高度が最も高い(日射量が最も多い)12時より1〜2時間遅れて日最高気温が出現します。時間的ずれが有るんですね。
同じ理屈で、年間の最高気温も地面、空気が温まるまで時間がかかるため太陽高度が最も高い夏至より遅れて最高気温が出現します。
特に日本の夏の前に梅雨があり、この期間の実質の日照時間が短いため、最高気温にはならず、梅雨が明けてから本格的に地面が熱せられ、8月上旬にピークを迎える、つまり夏至から約1ヶ月半もずれ込むわけです。
逆に最低気温は温まった地面や空気が冷えきるまで一ヶ月弱かかるため、年最低気温は1月上旬ころになります。
この遅れの時間は比熱に関係があり、陸地より比熱の高い海は暖まりにくく冷めにくいため、夏至冬至より2ヶ月ほど遅れてピークをむかえます。
つまり内陸部は7月下旬が一番暑く海の近くは8月中旬(お盆のころ)が最も熱いのですかね。これは知らんかったです。
暑い日に外出から帰り、冷房した部屋に入ってもすぐには汗が引かないようなものですね。