柳井市余田の臥龍梅

田臥龍梅(よだがりゅうばい)は山口県柳井市の余田地区にある赤子山(標高230メートル)の斜面に咲く野生の梅です。1933年(昭和8年)に国の天然記念物に指定され、本来の樹齢400年の株は老樹のために枯死しましたが、現在は四方に伸びた枝が地につき独立して(飛び梅)花を咲かせるようになっています。簡単に説明すると「親は亡くなったけど子が健在」という感じでしょうか。
この臥龍梅の名の由来ですが、大きく枝を伸ばして飛梅になる様子が龍に似ていることからきています。「臥=ふせる状態」という意があるので、つまり龍が伏せているように見えるというわけです。実際に見てみると確かに枝が地をはうようになってます。それ以外の見た目はさほど変わりませんが、貴重な梅として毎年多くの人を楽しませてくれる。